2009年 10月 01日 ( 1 )

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           四月専用 『透木釜(すききがま)』



今日は経済産業省の定めるデザインの日なんだそうです。
そして10月はデザイン月間。

私はその辺のお仕事をいただいていましたが、
インダストリアルデザイナーの川崎和男さんに言わせると
「そりゃデコレーターだろ。」ということになるかと思います^^;
いや、デコレーターにもならないか。。。


並みのセンスしかない私にも自分で使うものにはこだわりがありまして
それはデザイン的に優れているというより
やっぱり使い心地だったりします。


好みってだんだん変わりますよね。。。
今は口に触る食器は唇が切れそうなぐらい薄いものが好きです。
カップアンドソーサーはクリーム色のボーンチャイナより白磁器が好きです。
傷がつきにくくて汚れにくいのもポイント高し^^
白一色か白地に青、金縁があるともっと好し。
他の食器も和食器を除いてはほとんど白一色です。
きっちょの食器も水入れは青のガラスのボールだしご飯は白地に青のミッフィーちゃんの小丼です^^アハハ。


でもお抹茶はなんか土モノの方が美味しく感じる。。。
持つときに熱くなり過ぎないのもいいし。
というわけでお茶に引っ張られてまた好みが変わるかもしれない予感が。。。^^;




さて、上の写真は母のお茶(表千家)の先生だった方からいただいてしまった『透木釜』。

もう13年も使っていないというもので、先生も忘れていたらしく
白い斑点など汚れていました。


私のお茶の先生に写真を見せましたら

「これは透木釜ね。まあ風流な。
これは4月から5月の初めだけに使う釜で
そろそろあったかくなってきたということで炉の火をこの羽で見えなくするという配慮から生まれたのよ。
五徳を使わず炉のふちに木を添えて羽をその上において使います。
これはいいものをいただいたわね!私も持ってないの。残り物に福があったわね☆」
と大喜び。。。
「4月になったら貸して。これでみんなでお茶点てよう!」とも。
はい。喜んで^^


先生にお手入れを聞くと
「何度もお湯をいれて沸かすこと」だそうで
一昨日からコンロがあいている昼の間ずっと細火にかけています。


そうしたら最初臭くてたまらなかったのが
いいつやを出してきました。
乾いた布で1度だけ拭きました。
あんなに汚れてかたくなに心を開かなかった釜が
私に美しい真の姿を見せてくれだしたかのよう。。。
大切に使われてきたんだろうな。

今コンロにかけながら感動しつつ見ています。
蛹が蝶になる感じ。



愛着を持って使い続けたものだけが醸しだせるよさってあるな…って思います。


月日と手が変えていくデザインなんだな。


モノっていいな。
いのちがあるな。
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